普通救命講習に行ってきました。

tyu-rippu

2024年08月01日 17:09

掛川市消防本部 南消防署にて普通救命講習を受けてきました。

昨年掛川市では、4200件救急車が出動したそうです。一日平均にすると11~13件です。
そのうちの6割~7割が入院せず、処置のみで帰れるいわゆる軽症とのこのでした。
救急車を呼ぶべきか迷ったときには#7119に電話をしてください!とのことでした。
緊急の場合には迷わずに119番通報をしてください。とのことでした。

救急の連鎖についても学んできました。
救急の連鎖とは、①心停止の予防②早期認識と通報③一次救命措置(心肺蘇生、AED)④二次救命処置と集中治療のことです。
(https://www.jrc.or.jp/study/safety/rescue/ 日本赤十字社より)

そのうちの①~③は、現場に居合わせた人が行うことで、行わなかった時よりも生存率が高く、また、AEDを迅速に行うことで、生存率や社会復帰が高くなるそうです。

応急手当の手順
①周りの安全を確認する

②反応を確認する
・肩を軽く叩きながら「大丈夫ですか?」と呼び掛ける。
・乳児の場合は、肩よりも足の裏の方が感覚が敏感なので足の裏を叩いたり、さすったりしながら呼び掛ける。
→目を開けない、応答しない、目的のある仕草をしない場合には呼吸をみたあとに胸骨圧迫を行う。
→呼び掛けに応答し、目的のある仕草をする場合には様子を見る。
※けいれんやひきつけのような仕草は、目的のある仕草ではない。

③助けを呼ぶ
・119番通報をお願いする人、AEDを持ってきてもらう人(一人ずつ)に指示を出す。
・その場に助けをお願いできる人がいなければ、自分で119番通報をし、また近くにAEDがあればAEDを取りに行くとのこと。

④呼吸をみる
・胸、腹部の動きを見て10秒以内に普段通りの呼吸が出来ているか確認する。
→普段通りではない呼吸は、不規則な呼吸であったり、いびきのような呼吸のことであり、判断に迷う場合には、普段通りの呼吸なし。と見なす。

⑤胸骨圧迫(心臓マッサージ30回)
・両乳頭の真ん中より少し足側を強く早く絶え間なく行う。胸が乳児は、1/3沈む程度の強さで行う。
・乳児は、中指と薬指、幼児は片手で行う。1分間に100~120回の早さが好ましい。(アンパンマンマーチ、BTSのダイナマイトがこのテンポです!)
※圧迫する際、肘が曲がったり、斜めになったりしないように注意する。



⑥人工呼吸
・胸骨圧迫(30回)後、口と鼻を覆い2回息を吹き込む。
・目で胸が上がるのを確かめる。
※胸が上がらなくても、2回でとどめる。
※感染症や嘔吐が怖い場合には、無理に人工呼吸は行わない。



⑦救急車が来るまで絶え間なく、胸骨圧迫(30回)人工呼吸(2回)を続ける。

⑧AEDが到着したら、AEDの指示に従い操作を行う。
※合間に胸骨圧迫、人工呼吸は続ける。







(https://www.med.or.jp/99/kids.html 日本医師会救命蘇生法 より)

YouTubeでもみることが出来ますのでよかったらご覧ください。
https://youtu.be/RfQkMBqso2c?si=hR-HuRgwYekZSA1z

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