上手に着替えができるために

カテゴリー │今日の保育佐野先生の子育て談義

今日も暑い一日でした。


今、ちゅーりっぷの子どもたちは、自分でズボンやパンツ、上着などを着脱することや、畳む、裏返しにしないなど、次の行動にスムーズに移せるためのコツを学習中!

頑張っています!

両手でつまんでぎゅーっと上げたり下げたり、ひっくり返らないように手で押さえながら足や手を抜いたり・・・・

自力では脱ぎ着しにくい場合の時もあります。

原因は、ピチピチパツパツのサイズで子どもにとって小さい服。

デザイン性が高くて、手間がかかる服、生地が硬いなど、服そのものの問題。

これでは自分でやろう!とやる気満々が、急低下・・・・。

せっかくのやる気を持続させるためにも、「着脱しやすい衣服」がおすすめです。

おしゃれで可愛い服も着ている姿はとても可愛いのですが、今は着脱の練習の時期。

パンツやズボンのウエストは軟らかいゴムのもの、

ズボンはハーフパンツの方が履きやすいです。

上着は襟や袖がたっぷりして、前後がわかるようにポケットや絵があるもので伸縮性のある素材。少しゆったりした服が良いですね。

つまり、子どもが自分で脱ぎ着しやすい服を選ぶのがポイントです。

肌に触れるものに関しては、綿素材を意識し、夏には通気性の良い服、冬には保湿性・保温性の優れた服といったように
季節に合った服を選ぶことも大切です。

また、

•子どもと大人では体感温度が違う

•子どもはよく動き、汗をかく

•同じ1日でも時間によって気温差がでる

•雨・風・晴れ具合チェック

•寒い日は小物で調節

を考慮して、肌シャツや羽織るものを用意する、着替えを多めに用意するなどしていただけたら、
子どもは常に快適に過ごせるかと思います。

私自身、子どもの服を買うときは、まず触って、生地の厚さと伸縮性をチェックして、脱ぎ着している娘の姿を想像しています。

後ろにボタンがついていると、大人の手が必要になるので、かわいい服もいまは、極力我慢しています。



着替えが上手にできるようになるコツは、

「手伝って」って言って来るまでは自分でやらせてみる事。

ちゅーりっぷでの着脱の方法は、先生たちみんなで共通の方法で指導しています。

上手にできない小さい子達に合わせて、何度も繰り返して練習していきます。


袖を引っ張って肘まで脱ぎ、反対の袖も同じ方法で脱ぐ。頭は洋服が裏返しにならないように下から抜く。

言葉や動作で伝えながらも、「じぶんでできる」をたくさん増やしていける環境を作ってあげ、二人羽織でゆっくり関わっています。

身体のイメージがついてくると、自分の身体を上手に動かせるようになるそうです。

最近では、室内で触れ合い遊びを増やしたり、頑張った時にぎゅー抱いてあげたりして、身体の触れ合いから、身体イメージを形にして行っています。

右に曲がって!ハンドル回して!

そんな言葉の指示が聞けるようになれば、洋服を上手に着るためのアドバイスに耳が貸せるようになります。






そして、最後は、

失敗しても、「できない。手伝って!」って言ってきたら、とにかく褒める。

自分でそこまでやれて、なおかつ、手伝いを求められた事が大成功!

「頑張ったね」「言えたね」のほめ言葉は、いずれ、「自分でできたの!すごーい」につながっていきます。

毎度どや顔する子どもたちに日々癒されています。

日々の保育のつながりの中に成長があります。

少しずつ、自分で出来ることが増えてきた子どもたちです。







 
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