草履の効果

カテゴリー │根方先生の保育のお話ちゅーりっぷで目指す個育てとは

草履を導入して3年が経とうとしています。

今では1歳児も器用に草履を履けるようになりました。

草履とは無関係に感じますが、ネットでこんな記事を見つけました。

「真の学力とは、自分で課題を見つけ、自ら主体的に学び、探求し、それまで獲得した様々な知恵を組み合わせ、あるいは必要な分野を新たに習得し、より良い問題解決に導く姿勢・資質のことです。」

子どもはいつでも安全で快適な環境だと考えたり、迷ったりするチャンスに恵まれません。

靴を履いて平らで安全な道を歩くよりも、草履ででこぼこの農道を歩けば、子どもは困難な経験を体験する事になります。

最初、草履に慣れない子どもは、裸足で歩くので寒い暑いもそうですが、危ない、怖い、汚れたくないなどのネガティブな気持ちも持ちました。
もちろん大人も同じく心配しました。

課題を持つという事は不快や不安、恐怖などネガティブな感情の中に存在するものです。

こうした感情を回避する為に人は探求し、知恵を絞り出す。

当初草履は不便さや不自由さを生み出していました。

この不便さや不自由さを克服して、より良い草履環境にさせたのは子ども一人一人です。

こうして習得した知恵は身体の中で体幹力となって体を強くしてバランスを良くする、また寒さや暑さを回避する為に体温を上げて体の免疫力を上げるなどの効果を生み出しています。

草履はあくまでもきっかけであって、本来の子ども達の力をより良く引き上げているのだと感じています。





 
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