卒園を前にして不安になる子供達へ③

カテゴリー │根方先生の保育のお話ちゅーりっぷで目指す個育てとは

今週に入って暑いくらいの陽差しが心地よく感じられる日々です。

お陰で花粉症が絶好調!
目が痒くて、鼻が詰まって・・・気分は落ち込みますが、子ども達の笑顔に元気をもらえています。



卒園式が区切りとなって、今週は子供達だけで過ごせる時間を多めに作る保育展開をしています。

散歩が長距離になるとその場で遊ぶことが長時間できなくなります。そのため園庭遊びが中心です。

慣れた園庭です。ブンブンカーや遊具など遊びの展開は子供たち自身で考える事が出来ます。

出来るだけ先生が関わって遊びを提案するのではなく、子供だけで遊びが展開できるように見守りに徹している状態です。




卒園式までは先生が引っ張っていくことでダンスや歌が上手に踊ったり歌ったり出来ていました。

まだまだ小さい子供達ですが、先生も含め、皆の力を合わせて一致団結した感覚になりました。

素晴らしかったです。



卒園式が終われば卒園は目の前です。

今週からは希望保育期間に入りました。
子供達にとっては春休み期間です。

この時期は毎年、先生達はあまり口を出さず、

「先生、ブランコ押してーー!」とか

「先生見てみてーー」

「先生、こっち来て!」

こんなお誘いには

「お友達を誘ってごらん!」

「先生は今は手が離せないからお友達に見てもらって!

「お友達が近くにいるよ。先生はここにいるから大丈夫よ」

とやんわり離れている時間を持っています。


子供達はやっぱり卒園式が終わっても、
ちゅーりっぷとはもうすぐお別れなんだ!という気持ちはなかなか実感がわかないみたいです。

新しい環境に慣れるということは大人だって得手不得手があります。

増してまだ小さい子供達です。

口答えなく、納得出来たり、理解できることで出来るような従順な子供の方がかえって変です。

トイレの場所が変わればウンチが出なくなる子だっているわけで、

環境の変化は大きな試練です。



仲の良いお友達と離れる寂しさや新しいお友達を作る事への期待など

こうしたゆったりした時間の中で感じる様々な思い・・
良い刺激となって子供たちの心に何かが響かせてくれると思います。



先ずは今週の目標は「自分の時間を充実して過ごせること。」

人頼みで遊びを見つけてもらったり、大人頼りに時間をつぶすのではなく

面白いものを見つけて好奇心旺盛に集中し、時間が過ぎることも忘れるような遊びに夢中になれる・・

そんな時間が持てる事。



1人で過ごす事だって必要な時間であり、子供の気持ちを落ち着かせ、環境に適応させるための切り替えの時間になります。


今は一人一人が先生頼みではなく、遊びに夢中になれる時間を作りながら

先生との距離を取っていっている状況です。















 
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